『SAYS FARM』T-marks

『セイズファーム』ティーマークス

富山県氷見市余川字北山【代表:釣 吉範  醸造責任者:田向 俊】

SAYSFARM ~セイズファーム~は、寒鰤で有名な港町富山県氷見市にある、古く江戸の頃より続く魚問屋が始めた全国的にも珍しいワイナリーです。休耕地を開拓し2008年春に植樹を行い、2011年より自社製造所を建設、長野県東御のヴィラデスト ワイナリーの協力の元、醸造を開始しました。

原料を100%自社農園のみとし、品種はシャルドネをメインとしながら、ソーヴィニョン・ブラン、メルロ、カベルネ・ソーヴィニョンなどのヨーロッパを代表するぶどう品種を栽培しています。

数々のコンクールやワインコンペティションで受賞するなど、日本ワインの中でも注目です。アルバリーニョやピノ・ノワールの栽培も始めました。

しかし、今ではその造られるワイン全てが出荷と同時に完売するというほどの人気ぶりになり、なかなか手に入りにくくなりました。

少しずつではありますが、販売しておりますので、ぜひ一度ご賞味下さい。

生産本数も畑の栽培面積に合わせ、徐々に増えていっています。それでも自社畑のみでの栽培にこだわりを持っています。その理由はひとつ。「氷見の食材にあう、ワインはこの土地で栽培されたぶどうから」という信念があるからです。

おいしい酸味がじゅわっと楽しめる白ワイン。ボルドーやラングドックのような気品や厚みのあるワインとは違い、この土地らしい繊細でチャーミングな赤ワインを造り出します。SAYS FARMのワインは、土地にあった味わいが楽しめます。

これからも、魚の都 氷見で、ドメーヌにこだわり「北陸の生む美しいワイン造り」を信念に、“富山でワイン?美味しいワインなんて無理でしょ?” という方々にこそ驚いて頂けるようなワイン造りに取り組む『SAYSFARM ~セイズファーム~』を今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

トレボー株式会社

トレボーかぶしきがいしゃ

『Dmaine Beau』『ドメーヌ・ボー』

富山県南砺市立野原西【代表:中山安治 醸造責任者:松倉一矢】

2017年開業の新しいワイナリー。弊社なかやす酒販の会長 中山安治が立ち上げました。

100年続くワイナリーを目指して「農業×科学」を哲学とした全く新しい醸造所です。

トレボーとは「美しいワイナリー」という意味で、美しいというのはバランスが良いということでもあり、真実とか善を表します。

土壌は全体的に粘土質です。雨も多いですが、それも美味しいワインを造るのに多分良い影響をもたらしてくれると考えています。その上で、その土地から生まれるぶどうの味わいを尊重し、それがそのままワインになると考えています。

トレボー株式会社は、IoT、AI、5G、ぶどうファーモ、通信技術などの先端技術を農業とワイン造りを科学しています。また、自立した6次産業化の推進、農林水産省からも総合化計画(6次化)認定企業でもあります。

トレボーは2つの大学の研究者やIoT、AI、通信に長けた企業の指導支援を受けて作業の効率化や労働生産性の向上だけでなく、AIを駆使し空からドローンと陸上からローバーを繋ぎ、畑の情報収集や無人での農作業、鳥獣害対策に活用されていて、鳥獣が畑に近づいてきたら追い払うというのでなく、潜在的に畑の周りにいる鳥獣害をこちらから近づいてこないよう先手を打つことを考えています。

2020年初リリースとなりました。自社ぶどう園から収穫されたワイン「タテノガハラ」シリーズ。買付ぶどうのワイン「セシボン」シリーズなど、これからが注目のワイナリーです。

弊社では常時トレボーのワインを販売する予定です。

ぜひ応援をお願いいたします!

吉乃友酒造

よしのともしゅぞう

『よしのとも』

富山県富山市婦中町【蔵元:吉田憲司 杜氏:廣島達彦】

日本の屋根、北アルプスの峰々を一望する富山平野のほぼ真ん中に位置する婦中町下井沢地区。この地は、北アルプスの万年雪を源にした伏流水が豊富に湧出する一大水源地となっています。水質はやや軟水、吉乃友の優しい純米酒造りにはもってこいの水です。

吉の友酒造は一貫して「純米酒」にこだわり続けています。純米酒は第一印象は無骨に感じますが、飲むにつれてその良さがジワッと出て来ます。

吉乃友酒造の酒造りを取り仕切る、廣島杜氏は、愛知県出身。前杜氏の元で同じ吉乃友で蔵人として働いておられました。「純米100%仕込みでお酒を造っています。」吉乃友の杜氏としてしっかりと個性が出てきておられます。それでも、初心を忘れず、常に試行錯誤を繰り返しながら今年もいろいろとチャレンジされています。直近では「后-kisaki-」シリーズをリリースし、720mlで50,000円の商品も完成しました。これからのさらなる活躍が益々楽しみです。

銀盤酒造

ぎんばんしゅぞう

『銀盤・剱岳』『ぎんばん・つるぎだけ』

富山県黒部市荻生【蔵元:山岸 逸人 杜氏:荻野久男】

日本の名水百選の内4つがある富山県。その一つの黒部・新川地区、湧水群がありあちらこちらから豊富な湧水に事欠きません。銀盤は黒部川の清水を仕込み水として近代設備を駆使し、熟練の技を生かし端麗で膨らみのある優しいお酒を造ります。

大量生産のためにはコンピューターの導入が欠かせないが、コンピューターの頭脳は、杜氏の頭脳がそのまま入っています。

データも杜氏の経験が数値化されて入力されているので、機械化されても手造りに劣らぬ旨さを造り出すことが出来ると自信を見せます。

純米大吟醸「米の芯」は、その名の通り精白度が高く、「甘、辛、酸、苦、渋」の五味のバランスがよいです。コストパフォーマンスに優れた純米大吟醸「播州50」の香りと風味の調和は、快い音楽を聴いているような気持ちの良さがあります。

魚津酒造(旧 本江酒造)

うおづしゅぞう

『帆波・名誉北洋・蜃気楼の見える街』『ほなみ・めいよほくよう』

富山県魚津市本郷新町【蔵元:田中 文吾 杜氏:坂本克己】

魚津市唯一の酒蔵 魚津酒造。2022年に本江酒造から名称を変更理新たにスタートしました。

前会社の本江酒造より引き受けた田中社長が「魚津に新しい酒蔵を」と声を上げ、様々な協力者のもと酒造りが行われています。

限定流通「帆波」シリーズのほか、地元に愛された「北洋」「蜃気楼に見える街」も生産されます。特に限定流通の「帆波」シリーズは近代日本酒の一般的な日本酒度「プラス(辛口)」ではなく、やや「マイナス」を狙って造られています。そのおかげで「ほんのりお米の甘さを感じつつも、キレのある酸味で後口はサラリ」としています。それが本当にうまい!きりっと辛い酒ばかりが多い中で、この味はファンになる方も多くいると思いますので、ぜひお楽ください!魚津酒造のお酒は、料理を打ち負かすことなく調和していくお酒を狙いながら、どこの蔵とも違う個性をも打ち出しています。それぞれのお酒が、四季折々の海の幸の味覚にたまらなく馴染んでいます。

皇国晴酒造

みくにはれしゅぞう

『幻の瀧・巌瀬』『まぼろしのたき・いわせ』

富山県黒部市生地【蔵元:岩瀬新吾 杜氏:岩瀬由香里】

「いやあ、いらっしゃい」と満面笑みを浮かべた若い岩瀬社長と名水しか飲まないというワンちゃんが迎えてくれます。皇国晴酒造のある黒部市生地はまわり一帯日本有数の湧水地域です。日本名水百選の湧水群があるのです。そして蔵の敷地にも、天然の浄化作用で塩素や鉄分の含まない柔らかで甘露な水をふきだす井戸を持っています。その水で仕込まれた、皇国晴酒造の酒はなんともサラリときれいな仕上がりです。

2022年から蔵元の奥様、由香里さんが「杜氏」に就任し、富山県内初となる女性杜氏となりました。皇国晴酒造の伝統を重んじながらも、新しい視点からの酒造りにも挑戦されておられます。

手ごろな価格で大吟醸や純米酒を供給していこうとする蔵の姿勢にも、正直な蔵元魂を感じて心地よいです。岩瀬蔵元は、吟醸蔵のスタイルを残しながら、米のポテンシャルを最大限生かした酒造りも心がけています。

何より面白いのは、造りの時に蔵の中に三味線の音を流してみているとのこと。モーツァルトを流す蔵元の話は聞いたことがありますが、三味線とは??バチの音が癒しになって味が繊細になるような気がするとか・・・

キレのあるすっきりとした日本酒がお好みの方はぜひご賞味ください。

林酒造場

はやししゅぞうじょう

『林・黒部峡』『はやし・くろべきょう』

富山県下新川郡朝日町【蔵元:林洋一 杜氏:林秀樹】

林酒造場は、北アルプス朝日岳の麓、ヒスイ海岸で知られる景勝の地で寛永3年(1626年)酒造りを始めました。富山県の酒蔵では一番古く、「加賀藩境関所跡に銘酒あり」と言われた由緒ある酒蔵です。
蔵の北側はすぐ海です。南側と言えば山の麓に家は無く生活排水に汚染されくこともない完璧な立山の雪解け水が自噴しています。空気はすがすがしく、その自然で清冽な水が仕込み水。余りの綺麗さにお酒もどれもこれも綺麗になってしまうのが嬉しさと悩みの種とか?贅沢な悩みです。確かにお酒は雪解け水の様に綺麗です。

酒蔵を訪ねると、いつも陽気で素敵な笑顔の蔵元と奥様が出迎えてくださいます。お酒も、ご夫婦のようにおおらかで切れが良い。

最盛期は、3,000石を売る大きな商いをしておられましたが、そんな林社長曰く、「やはりこれからは量より質だよ。量を飲んで満足する酒は、大手にまかせ、私たち地方の中小の酒蔵は、地方ならではの特色、食文化を生かし、自分でこだわった、造りたい酒をこれからは造っていきたい・・・。また、消費者を飽きさせないためにも、前と同じもの造ってはいけない、常に毎年毎年進歩し続けなければ!そして、他の酒類に負けない美味しさを追求するためにも、僕たちの日本酒造りは、積み重ねのチャレンジなんだよね!」と仰られていました。

数年前に杜氏として修行から戻られた秀樹杜氏。お父さんとは打って変わって、寡黙なタイプです。まだ若い杜氏でありながら、今では富山県内でも指折りの「全国鑑評会金賞受賞の請負杜氏として注目されています。直近8年間連続で金沢国税局新酒鑑評会において優等賞を受賞し、実家の酒造りに参画してから10年間で4度の「全国新酒鑑評会」にて金賞を受賞。

富山県で最注目杜氏と言えるでしょう。その中でも「林シリーズ」は一度は飲んでいただきたいお酒です。日本酒業界でも珍しく「酒米」ごとに商品が分かれていて、年間を通して沢山の種類の酒米の「林」がリリースされます。ただ、「林シリーズは、ECサイトに買い物かごろつけてないけない約束」となっています。残念ですが、ご入用の方はぜひなかやす酒販にいらしてください。

福鶴酒造

ふくつるしゅぞう

『風の盆・福鶴』『かぜのぼん・ふくつる』

富山県富山市八尾町【蔵元:福島淳】

古い歴史を守り、文化の香り高い坂の街八尾。門前町であり、飛騨と越中を結ぶ要所。土蔵造りや格子戸に古風な趣が漂っています。

風を治め五穀豊穣を祈る「風の盆」の祭りがあり、21歳以下の黒法被の男と編み笠の女の踊りは微妙に風と調和し、腰のしなりや手の動きが観る者たちを興奮させてくれます。この八尾町の坂の中腹に福鶴酒造があります。
風に酔い唄に酔い、そして美味い酒「福鶴」に酔う。香りと味のバランスの良い吟醸タイプのお酒が中心です。山の中腹にある蔵だが、水は中軟水で海の水の様に爽やかでキレイ。

全ての酒造りを終えてから最後に、富山県で唯一の「JAS認定有機米コシヒカリ」で仕込む純米があります。

玉旭酒造

たまあさひしゅぞう

『玉旭・おわら娘』『たまあさひ・おわらむすめ』

富山県富山市八尾町【蔵元:玉生貴嗣 杜氏:嶋 光国】

夏が過ぎて心なしか暑さも落ち着いた頃、おわらの町越中八尾はにわかに賑わいを見せます。情緒豊かで優雅な歌と踊りの祭り「風の盆」が始まります。街は「風の盆」一色になり3日間酔いしれる。酒の名「おわら娘」は、手塩にかけて育てた娘を嫁がせて幸せになってほしいが、嫁にやらずにいつまでもおわらを踊っていてほしいという願いの物語。そして風の盆が終わると静かに秋がやって来ます。

その街に「玉旭」があります。

蔵の歴史は富山県内でも2番目に古く、ゆうに200年を超えています。

常願寺川水系の綺麗な水から淡麗辛口と一言では言い表す事の出来ない旨みのある酒ができあがります。

玉生蔵元、嶋杜氏に蔵を案内していただきました。玉生蔵元と共に、“顔の見える酒造り”“地元に根付いた本物の地酒としての玉旭”というコンセプトの元に、山田錦・五百万石・雄山錦など、県内産の酒米を中心に使用した酒造りにこだわり、二人三脚で頑張っておられます。

八尾の山中に自社で無農薬のお米を栽培し、そこから出来たお米で酒を醸した新しい表現を持った酒母搾り日本酒「マザー」や「エコーズ」などをリリースするなど、いつも挑戦的で芯の通った酒が出来上がっています。

特に長い間蔵の歴史と共に歩んできた、県産米の雄山錦には、お二人とも大変思い入れが強く、これまでの酒造りの中で培ったデータを生かし、純米酒としての雄山錦のもつポテンシャルを最大限に引き出そうと、ボディのある生酒タイプ、そして味がのって後ギレの良い熟成タイプの二種類を使い分け、新しい市場を開拓したい!そんな熱意を肌で感じました。

桝田酒造店

ますだしゅぞうてん

『満寿泉』『ますいずみ』

富山県富山市東岩瀬町 蔵元:桝田敬次郎  杜氏:堂目穣(能登流)

明治38年、富山市東岩瀬町で創業。蔵元名の一字「桝」に縁起良く「寿が満ちる泉」と当て字し、長寿の酒を意味する「満寿泉」と命名しました。

まだ吟醸酒が一般市場で認められてなかった昭和40年代半ばから蔵元の桝田敬次郎氏と、能登四天王の一人と謳われた三盃幸一前杜氏がハイリスクを承知で吟醸酒に取り組み、今では「吟醸酒といえば満寿泉」と誰からも認められるようになりました。

綺麗であるが、味のしっかりしたうまいお酒を醸しています。

現社長の桝田隆一郎氏に魅了された若き経営者たちが、蔵が所在する岩瀬浜に集まり、一大観光ができています。 旅におすすめの酒蔵の一つです。