三笑楽

さんしょうらくしゅぞう

『三笑楽・魂KON』『さんしょうらく・こん』

富山県南砺市上梨 蔵元:山崎洋  杜氏:山崎英博 

合掌造りで知られる五箇山。こきりこ節、麦屋節など民謡の宝庫。加賀藩の煙硝製造場であり、流刑の地でもあったという奥深い秘境の山里。そこに澄み切った自然に抱かれて銘酒三笑楽は育まれています。

 

「三笑楽のいわれ」それは、中国は晋の時代。ある僧が二度と里に戻るまいと誓って山にこもり、30年有余年経ったある日のこと。2人の友人が庵を訪ねて来て、3人は共に酒を酌み交わし語り合った。友の帰路を見送るうち、僧が里との境である虎渓をいつの間にか渡ってしまい、それに気付いた皆は大笑いした。三笑楽は、この故事に基づく謡曲「三笑」から「酒は笑って楽しく呑んでほしい」という思いで名付けられました。

古来より豪雪地特有の雪崩から集落を守るために、守り継がれてきたブナ原生林の谷間から湧き出す清らかで豊かな伏流水で仕込まれた三笑楽のお酒は、全体に芳醇辛口、山菜等アクの強い料理にも負けないコクと、酒を飲まねばはじまらん!という風土に鍛えられた量を飲めるように、すっきりとした喉越しが特徴です。

山の幸の味覚で三笑楽に舌鼓を打ち、四季折々に山の魅力に惑わされてみるのもいやー、快いものです。

三笑楽の酒造りを取り仕切るのは、能登流の山﨑英博杜氏。富山地酒の「山の酒」を背負う大変期待されている人物です。非常に穏やかで、心優しい方なのですが、酒造りに懸ける情熱・想いは、人一倍強く、意外にも負けず嫌いな一面も…。

酒造りは「一麹(いちこうじ) 二酛(にもと) 三造(さんつくり)」とよく言われ、一番神経を使うのが麹造りです。麹は酒母、もろみにいれて米のデンプンを糖化していく役割を果たします。そして2番目に神経を使うのが、酒母造り。酒母は蒸し米、水、麹に酵母を加えたものでもろみの発酵を促す酵母を大量に培養したもの。三笑楽の造りは「旨味を凝縮させた濃厚さが売りです。他にも、時代やニーズに合わせて、たくさんのアイテムを持っています。

厚みのある酒を望む方に是非おすすめの酒蔵です。