「一本義」事無笑酒（ことなえぐし）　大吟醸

精米歩合30％という最上級の磨きをかけた、ふくいオリジナル高級酒米品種「さかほまれ（福井県認証・減農薬減化学肥料特別栽培米）」を全量使用し、南部流蓋麹による綿密な麹づくりなど、最上の手間暇をかけて醸す大吟醸。
その酒搾りは、モロミを入れた木綿袋（1袋あたり約10L）を、酒造職人の熟練の技で「搾り槽」の中に積み重ね、寄り添う酒袋同士の圧力と上部からの緩やかな圧のみで酒を搾る、伝統的手法（槽搾り（ふなしぼり）」で採取しました。自動圧搾機による酒造りのように圧力を欠けられないため、採取量は限られますが、クリアで透明感に優れた香味がだけが採取でき、ゆっくり時間をかけて絞ることにより、まろやかさが加味されます。
透明感に優れる香味のきれいさ、やわらかにまとまる極上のまろみをご堪能いただきたいと存じます。
（蔵元コメント）



【事無笑酒（ことなえぐし）の意味】
事無酒（こ,となぐし）とは、病気・災厄を祓う天下泰平の酒、笑酒（えぐし）とは、心が楽しく、顔がほころび、笑顔がこぼれる酒を意味します。
「須須許理が　醸みし御酒に　我　酔いにけり　事無酒　笑顔に　我酔いにけり」（古事記）
酒造名人の醸したお酒に、すっかりとご機嫌になられた応神天皇が詠まれた歌にある、二つの酒を合わせて、商品名としたとのことです。